長原 一
大阪大学データビリティフロンティア機構・教授
卒業生の声

なにが役にたつのかわからない

電気電子工学科の魅力

指導教官の先生だけでなく,学科や他学科の先生とも研究議論や相談ができて研究者としての礎ができたように思います.また,修士の時には山大の協定校のアメリカオクラホマ大学に留学するチャンスをいただき,世界観や価値観が大きく変わりました.

高校生へのメッセージ

私は現在大阪大学で人工知能やIoT,ビッグデータ解析を活用した学際研究を行う研究部門である,データビリティフロンティア機構で研究および統括を行っている.そもそもはエレクトロニクスに興味があり電気電子を専攻したが,システム工学や情報系へと専門が移っていった.大学時代にはなんの役に立つかわからなかった物理学や半導体などの基礎知識のおかげで異分野の研究者との議論がスムースにできていると思う.最近は,とかく効率や専門性が重視されがちだが,世の中には無駄な知識などはなく,どこで役に立つのかわからないので,時間のある大学時代にこそじっくりいろんなことに時間を使って欲しい.
研究室HP:https://www.is.ids.osaka-u.ac.jp/ja/