プラズマエネルギー工学研究室

概要

研究に必要なモノは自分で製作

負イオンの生成や測定をするために必要な電極や分析器は、自らが製作することを方針としています。 原理をよく理解しなければ設計・製作は出来ないので、ブラックボックスとはなりません。 図面を描いて機械加工する経験は、とても貴重な体験となるでしょう。

人に分かりやすく話すプレゼン技術

取り組んで得られた成果を、他人へ分かりやすく、正確に説明できることは重要な能力です。 結果を適切にグラフ化して、理解を助ける補助図を描き、要点を理路整然と話せるようになるためには、トレーニングが必要です。 このプレゼンテーション技術の向上に、注力しています。

基本情報

研究室スタッフ教授・大原渡,助教・フェン シュアンギュアン
専門分野プラズマ理工学
研究テーマ水素負イオンを用いたイオン性プラズマに関する基礎研究と負イオン源の開発
研究キーワード水素負イオン、イオン性プラズマ、負イオン源
研究室ホームページ

研究紹介

水素正負イオンのワンダーワールド

通常のプラズマは正イオンと電子から構成されていますが、電子が負イオンへ置き替わったプラズマをイオン性プラズマと言います。 正負イオンの質量が等しい特別な場合は、ペアイオンプラズマと呼ばれます。 イオン性プラズマは通常プラズマとは性質が大きく異なるため注目を集めており、その集団的物性について実験的に調べています。

水素正負イオンのワンダーワールド

次世代水素負イオン源の開発

次世代エネルギー源として期待されている核融合プラズマを実現するためには、数億度までプラズマを加熱する必要があります。 プラズマ加熱する技術の一つに中性粒子入射加熱法があり、燃料である水素同位体の負イオンが用いられます。 安定した負イオンの大量生成において、セシウムを用いないことが求められています。 アルミニウムと磁石を工夫して用いた、次世代水素負イオン源の開発を行っています。

次世代水素負イオン源の開発