
研究
手作りプローブ,電極で調べる水素イオン性プラズマ物性
- 名前 : 岡田義久
- 出身 : 大阪府
- 入学年度 : 2017
私の所属する研究室では,真空装置を用いて,水素に関係するプラズマについて研究をしています.エネルギー問題の解決に繋がる核融合技術に関係することと,プラズマの基礎物性の解明に関係するものです.私は,水素正負イオンから構成される水素イオン性プラズマにおいて,静電波がどのように伝わるかを明らかにする基礎研究に取り組んでいます.今回の学会発表では,水素イオン性プラズマを引出せる電極電圧条件を探る測定結果について,丁寧な発表を心がけたところ,講演奨励賞の受賞に至りました.膨大なデータを整理して考察するのはとても大変で,研究室メンバーと結果について議論するゼミや,教授の丹念な指導があっての受賞だと思います.世界的に見て実験に取り組むグループがほとんどいない分野ですが,多くの未知領域の解明に,今後も取り組んでいきたいと思います.

実験の様子
多種の電源を操作して実験をおこなう.
多種の電源を操作して実験をおこなう.

測定の様子
荷電粒子を捕集するプローブを挿引してプラズマ分布を調べる.
荷電粒子を捕集するプローブを挿引してプラズマ分布を調べる.